明けましておめでとうございます。市民の皆様におかれましては希望に満ちた新年をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。また、旧年中は市民の皆様の市政に対する温かいご支援と多大なるご協力を賜りましたことに厚く御礼申し上げます。
昨年は東北地方を中心に多くの被害をもたらした3月11日の「東日本大震災」をはじめ、9月には近畿地方南部を襲った豪雨災害など、大きな自然災害が発生し、容赦のない自然の猛威を思い知る年でした。それとともに、元来、日本人の心にありながら忘れかけていた「絆」というものを改めて認識した年でもありました。多くの尊い命が失われ、被災された皆様に、改めて、心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。 私は市民の皆様のご支援により「継続は力!」「確かな一歩!」「更なる前進!」のスローガンの下、現在市政2期目に臨んでいます。これまでの4年間で進めてまいりましたまちづくりをさらに充実したものにするために、「マニフェスト」、そして昨年4月から向こう10年間を目標にスタートした「太宰府市第5次総合計画」に掲げています政策課題を「協働のまちづくり」、「まるごと博物館」(まちぐるみ歴史公園)というまちづくりの理念のもと、一歩一歩着実に進めてまいります。 全国の自治体では昨年の自然災害の教訓を受け、「災害に強いまちづくり」を進めています。本市におきましても昨年3月には高機能消防指令システムを備えた太宰府消防署が完成し、また11月には国土交通省と災害時における支援協定を締結するなどハード面の整備や行政機関同士の連携は着実に進めています。真に災害に強いまちにするためには、行政だけではなく自治会や市民の皆さま一人ひとりの日頃のご協力も必要であり、「自助」「共助」「公助」の考え方を持ちながら消防・防災体制の整備充実に努めてまいります。 また、子育て支援策の一環でもある待機児童解消に向けた認可保育所の分園や増築、高齢者の外出支援としてのコミュニティバス「まほろば号」の新規路線、移動マーケットの施策などの福祉施策をはじめ、教育施策もより一層充実させてまいります。 平成22年に制定した「太宰府市の景観と市民遺産を守り育てる条例」に基づいて、昨年1月と11月に2回の景観・市民遺産会議が開催され、「太宰府の木うそ」・「万葉集つくし歌壇」・「太宰府における時の記念日の行事」など計6件を市民遺産として認定しました。また昨年4月からは一定の区域内での建築物、工作物の増改築や土地の造成行為などには届出も必要になるなど、市民、事業者の皆さまのご協力を得ながら太宰府らしい景観づくりが具体化されていきます。さらに、国の認定を受けた本市の「歴史的風致維持向上計画」に基づき、今年から10年間、国の財政支援を受けながら歴史まちづくり事業を新たに展開してまいります。 まちづくりの基本的なルールを定める「(仮称)自治基本条例」の制定については、昨年9月に「自治基本条例審議会」とこの条例に関して様々な立場の市民の意見を聞くための「まちづくり市民会議」を設置したところであり、これらの中での議論の推移を見守ってまいります。 今年は本市が市制施行30周年を迎える記念すべき年にあたります。本市の更なる発展を願いつつ、これまで諸先輩方が歩んでこられたまちづくりの道程をしっかりと確認しながら、「太宰府市第5次総合計画」の政策課題を着実に実行し、市民の皆様に「太宰府に住んでよかった」と感じていただけるような市政運営をしてまいります。特に、記念事業としてかねてからの懸案事項でありました市民スポーツの拠点ともなる「総合体育館」の建設に向けてもいよいよ始動したいと考えています。
本年も、市民の皆さまのご多幸をお祈りいたしますとともに一層のご支援ご協力をお願い申し上げまして、新年のごあいさつといたします。
本市ホームページの『市長の部屋』や、『市長の「まにまに」日記』の中でも内容を随時更新しながら、私から市民の皆様に情報を発信しておりますので、機会がありましたらぜひご覧ください。
平成24年1月1日
太宰府市長 井上 保廣 | (平成23年12月大宰府政庁跡にて)
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